これからの酒販ビジネスのポイント・清酒を武器にする
平成17年9月10日(土曜日)

 伊藤:本日の司会進行を勤めます伊藤でございます。よろしくお願い申し上げます。約1時間ぐらいの予定で進めてまいりたいと思いますので、休憩なしという形でやっていきたいと思っています。また、各界から論客をそろえましたので、多少長めになることもあろうかと存じますが、そのときは大変意味のある話がなされているなというふうに耳を立てて聞いていただければ、大いに足を運んでいただいた甲斐もあったかなと思っていただけると信じて、そのまま進めていきたいと思っております。

 それでは、まず皆様のお手元に配ってある資料について若干説明をさせてください。「これからの酒販ビジネスのポイント・清酒を武器にする」というA4縦、ナンバー8番まで綴じてあるものがあります。これについて簡単にご説明をさせてください。
 まず1ページ目と2ページ目につきましては、国税庁酒税課で公表しております「酒のしおり」から必要な部分だけ抜粋して並べかえております。1ページ目の一番上を見ていただくと、これは酒税の額ですね。これの変遷を書いております。平成3年からの部分だけを書いてありますが、平成16年、これは補正後の予算で、予測数値ですね。17年は予測数値という形で、確定は15年度までです。この表を見ていきますと平成6年に2兆1000億円強あったものが、現在1兆6000億円強というところについているということで、かなり酒税が入ってこなくなっている、という形が見えております。
 それから、今回のテーマであります清酒。課税数量は、上から2個目です。一番上の清酒というところだけをまず見ていただきますと、対5年度比と対10年度比で、まず5年度比を見ますと59.2%ということで、40%もダウンしている。半分位になってしまったかなぁという印象です。
 それに引きかえ焼酎。乙類をみていくと、逆に162%と、60%もアップしている状況とを合わせても、焼酎合計で50%アップで、比率だけで見ますと、清酒の減った分は焼酎が伸びてる、と見ることもできるのかなと思っています。
 清酒業界の方にインタビューをしますと、「清酒のライバルは焼酎である」とおっしゃる背景がある。これはこういう事情のことだけをとらえられておっしゃっているのかな?と。もっと違うライバルといいますか、競争というのはたくさんあるので、その辺は後ほど議論の中で探し出していきたいと思っております。
 それから、一番下にいきましょうか。消費数量の推移という項目があるんですが、この中で、清酒は平成5年度に対して40%ぐらいダウンしているわけですね。石数で言いますと、平成5年が760万石ぐらいあったのが、490万石ぐらいに下がっているという形で、本当に飲まれなくなっていると言うことができます。
 2ページへ行きますと、これは企業に関するところで出ている状況ですけれども、全企業数、一番上は清酒製造業という形でございますが、微減しているというような状況があります。それから、欠損・低収入企業が半数以上あるという大変厳しい状況に清酒製造業は置かれていることがわかります。

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